久米島の東側約5キロに位置する、全長7キロの「はての浜」。三つの砂浜からなる無人島で、東洋一美しいとされる砂浜は観光名所として知られているが、釣りの好ポイントでもあるということを知る人は少ない。
9月28日から1泊2日でdef.fのメンバーの遠征に同行した。フェリーで久米島に渡り、満潮時に合わせて、午後4時に銭田漁港から出船。三つの島の中でも一番奥に位置する「奥はての浜」に上陸。思い思いのポイントでタマンやガーラなどの魚を狙った。
日没前にdef.f会長の上原諭さんが2キロ弱のムネアカクチビを釣った。午後6時53分に平良裕太さんに大物がヒット。リールから糸が引き出され、走りが止まらない。砂浜に座り込みドラグを目いっぱい締め、魚の引きに必死に耐えた。しかし糸の出は止まらず、根ズレによるライン切れ。その後も夜明けまで、2~3キロのムネアカやタマン、ミミジャーなどがポツポツ釣れたが、大物はヒットしても、針を吐き出されたり、一瞬でハリスを切られたりで、その姿を見ることはできなかった。
大物は釣れなかったが、久米島の自然の豊かさを体感したメンバーは来年のリベンジを誓って今回の遠征を終えた。
渡舟の連絡先は優臣丸 宮平大輔(電話)090(1942)6275。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)