新加入の福田真生がルーズボールへの高い執着心を示し、キングスに勢いをもたらした。
14点差を追う第3クオーター(Q)残り約3分。ジャック・クーリーが2本目のフリースローを外すと、福田がリバウンドに果敢に飛び込み、ボールをはじいて自陣ボールに。直後の攻撃でもシュートミス後のルーズボールをいち早く走り込み、奪った。
二つのプレーが仲間に火を付けた。ガードとフォワード陣の守備の圧力が高まり、リバウンドを支配して終盤の猛追につなげた。佐々宜央HCは福田のプレーについて「最高。ああいうプレーが一番盛り上がる」と太鼓判を押す。
「ルーズボールへの飛び込みは自分の長所だし、チームもプライドを持ってやってる」と静かに、力強く語る福田。次戦に向け「自分の良さを出し、勝利に貢献したい」と語った。
プロバスケットボールBリーグの琉球ゴールデンキングスは5日、ホーム沖縄市体育館で2019―20シーズンの開幕戦を迎え、シーホース三河に61―71で敗れた。