城間雨邨さん死去 88歳 沖縄県内書道界けん引


社会
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城間 茂松さん

 1974年に沖縄県書道美術振興会を設立し、初代理事長として書美術の普及啓蒙(けいもう)に尽力した城間茂松(しろま・しげまつ)さんが7日午後9時、敗血症のため那覇市の病院で死去した。88歳。南大東島生まれ。雅号は城間雨邨(しろま・うそん)。告別式は12日午後3時から4時、那覇市天久1192の1、那覇葬祭会館で。喪主は長男茂朋(しげとも)さん。

 日本書道界でも独自の書風といわれる唐字の達人として知られ、県内書家の重鎮として書道界をリードした。2003年5月から4期8年にわたって那覇市文化協会会長を務めた。県教育委員会元文化課長。主な受賞・受章に那覇市政功労者、国際芸術文化賞、沖縄芸能連盟功労者表彰、県文化功労者表彰など。