「10・10空襲」きょう75年


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 1944年10月10日の「10・10空襲」から10日で75年を迎えた。延べ1396機の米軍機が投入され、沖縄本島や周辺離島、先島、奄美など南西諸島全域に爆弾の雨を降らせた。無差別な空襲によって668人が死亡、768人が負傷した。旧那覇市は家屋の約9割が焼失するなど、文字通り焼け野原となった。沖縄戦の前触れを県民が実感することになった「10・10空襲」。実際に体験した世代も高齢となり、その実相の継承が課題となる中、改めて体験談を語る人々もいる。27日には「那覇市戦没者追悼式(第24回なぐやけの碑慰霊祭)」が市若狭で行われる。沖縄の「戦後75年」は「10・10空襲」から始まる。