補正予算12億3663万円を可決 沖縄県議会


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 沖縄県議会総務企画委員会は4日、12億3663万6千円の一般会計補正予算案を全会一致で可決した。路線バス事業者の運転手確保の取り組み支援に1116万5千円、沖縄科学技術大学院大学の設立開学に尽力した故シドニー・ブレナー氏を顕彰する銅像建立などにかかる2417万8千円を計上した。

 2021年3月で期限を迎える過疎地域自立促進特別措置法について、新たな過疎対策法の制定を国に働き掛けることを求める陳情など2件を採択した。請願1件、陳情53件を継続とした。

 また、過疎地域自立促進のための新たな立法措置に関する意見書案を本会議に提案することを全会一致で決めた。

 意見書案は(1)複数の有人島で構成される市町村について地域の実情に即した過疎地域指定を行う(2)人口が増加している過疎市町村についても、依然として財政力が弱い状況にあることを踏まえた過疎地域指定を行う―など4項目を盛り込んだ。