国場幸之助氏にも献金、空自工事受注の建設会社 17年衆院選中


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国場幸之助衆院議員

 【東京】自民党の国場幸之助衆院議員(比例九州)が支部長を務める「自民党沖縄県第1選挙区支部」が2017年の衆院選期間中、当時防衛省と取引のあった那覇市の建設会社から30万円の献金を受けていたことが10日、分かった。指摘を受け、支部は9日付で献金を返還した。

 国場氏の事務所は「通常の寄付として処理していた。違法性はないと認識しているが、誤解を招かないために返した」と話した。

 政治資金収支報告書によると、建設会社は17年10月、航空自衛隊那覇基地内の設備改修工事を約830万円で受注していた。

 同社は、宮崎政久法務政務官(比例九州)が代表を務める自民党沖縄県第2選挙区支部にも同時期に20万円を寄付していた。宮崎氏側は8日付で返金した。

 公職選挙法199条では、国と契約した業者について、国政選挙に関する寄付を禁止している。