玉城知事会食問題 百条委員会設置へ動議 自公委が提出、与党は反対へ


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沖縄県議会

 玉城デニー知事が「万国津梁会議」の設置支援業務を受託した事業者と正式な契約を結ぶ前日に会食していた問題を巡り、沖縄・自民、公明、維新の会の3会派は10日、百条委員会を設置する動議を連名で議会事務局に提出した。

 議案は9月定例会最終日に当たる15日の本会議で採決されるが、与党は反対の意向を示しており、賛成少数で否決される公算が大きい。

 会食問題を巡って自民は、与党に対して与野党代表者会議の開催を求めていたが、与党側は「一般質問や常任委員会などで自民の意向は既に確認している」(照屋大河与党代表者会議座長)として拒否した。自民会派長の島袋大県議は「全会一致に向けて引き続き与党に協力を求めていきたい」と話した。

 9月定例会は11日に議会運営委員会が開かれ、自民などが提出した百条委員会設置の議案について改めて与野党で議論する。与党は同委員会での議論を踏まえ、最終的に与党としての方針を決める。