クライマックスコーヒー、KHKが事業継承 3店舗、雇用も継続


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 沖縄県内で飲食店を展開するクライマックスコーヒー(沖縄市)が破産準備に入ったことを受け、飲食店経営のKHK(那覇市)が今月1日から、「クライマックスコーヒー」の名称で営業するカフェ3店舗の事業を引き継いだ。カフェについてアルバイトの大学生などを含む従業員は継続雇用している。KHKの担当者は「従業員の生活を守りながら、クライマックスコーヒーを再出発させたい」と話した。

 KHKは那覇市泉崎の商業施設「那覇OPA(オーパ)」で飲食店を展開している。9月中旬ごろ、クライマックスコーヒー社から事業支援の相談を受け、北谷、那覇、糸満にあるカフェ3店舗を引き継ぐことを決めた。カフェは今後もクライマックスコーヒーの名称を維持して運営を続ける。

 KHKの担当者は「クライマックスのブランドは県民に愛されている。新たなスタートを多くの人に知ってほしい。大学生を含む従業員の給与分はKHKが支払った」と語った。

 クライマックスコーヒーと音楽事業のクライマックスエンタテインメントは別の会社。