与那覇、県勢首位4位 風読み、意地見せる かねひで美やらびオープン第1日


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18番 アプローチショットを放つ与那覇未来=10日、かねひで喜瀬CC

 女子ゴルフのLPGAステップアップツアー「かねひで美やらびオープン」(主催・日本女子プロゴルフ協会、共催・金秀グループ、かねひで美やらび実行委員会)が10日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(6594ヤード、パー72)で開幕した。竹内美雪が4アンダーで首位に立った。県勢は与那覇未来が3打差の1アンダー、71で回り、4位と好発進した。川満陽香理、アマチュアの島袋ひの(宜野座高)は1オーバーで回り、15位に付けている。山城奈々、仲村姫乃(普天間高)、佐渡山理莉(名護高出)は26位。大会にはプロ、アマ合わせ106人が出場。11日までの予選上位50位タイまでが12日の決勝ラウンドに進む。

 コース内で強風の向きが目まぐるしく変わる独特のコンディションにも、与那覇未来は意地を見せた。5バーディー、4ボギーと出入りが多かったがしっかりまとめ、4位と好発進した。「(地元の風が読めずに)沖縄の人じゃなかったのって言われないようにプレーした。スコアにもこだわった」と熱い思いを語った。

 前半だけで2アンダーと好調なスタートを切った。風がさらに強くなった後半は10番でボギーをたたいたが、その後は落ち着いて風を読み切った。11番(パー4)、12番(パー5)で連続バーディーを獲得。13番、17番でボギーはあったが、ターン後の4ホールはパーでしのぎ切った。

 初開催となった2017年の大会は県勢最高の4位。不調だった昨年は、悪天候で競技不成立だった。「これで4位以下だと進歩していないみたいになる。やるべきことをやって、地元だから絶対に上位に入りたい」と力強いまなざしで語った。
 (喜屋武研伍)