社会起業家として活躍するアジアの女性たちが集まるアジア女性社会起業家ネットワーク(AWSEN)は11日、名護市の津嘉山酒造所などを視察するツアーを実施した。各国の起業家ら約30人が参加し、沖縄の伝統文化や自然などに触れた。
津嘉山酒造所は国の重要文化財に指定されている。11日の視察では同酒造所の秋村英和さんから説明を受けた。秋村さんは酒造所が沖縄風の家屋に本土風の玄関などを備えていることを説明し「本土への憧れや戦前の沖縄文化などが分かる」と説明した。インドネシアから参加したアザリア・アユミンティアスさん(29)は「戦争を経て(酒造所が)残っている」と感慨深げに話した。
ツアー参加者らは12、13日に那覇市の県立図書館で開かれる同ネットワークのサミットに参加する。開催は午前10時~午後6時。琉球新報はサミットの様子をホームページで中継する。