全園給食を市直営に 那覇の公立こども園 異物混入受け方針


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 那覇市の公立こども園で民間業者が提供する給食への異物混入が相次いだ問題を受け、市は2020年度中に全園へ市の直営施設から給食を提供することを目指している。市公立幼稚園・こども園PTA会(新田宗市会長)が11日、市の施設からの給食提供などを市に要請した際に、末吉正幸こどもみらい部長らが明らかにした。

 異物混入は豊見城市の業者が給食を提供している園で発生した。市は既存の直営給食センターからの提供を増やすほか、新たな直営給食センターの整備も検討している。早ければ市議会11月定例会にも関連予算を提出する。この業者との契約は20年度末まで。途中で直営に切り替える場合は解除する必要がある。業者との交渉はこれからだという。

 要請は非公開で行われ、終了後に市とPTA会が取材に応じた。