銀座・蔦屋書店で沖縄を発信 絵画や動画、写真を展示


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沖縄を都内で発信するため開催する「アーティストが見た沖縄」展=11日、東京都銀座の蔦屋書店

 【東京】沖縄を描いた絵画などを展示し、東京で沖縄を発信する展示「アーティストが見た沖縄~忘れられない一瞬へ。」が11日から東京都の銀座・蔦屋書店で始まった。20日まで。沖縄の海に強い刺激を受け絵画を制作する千葉美香さん(27)=札幌市=の作品4点を中心に、沖縄を紹介する動画やその中の印象的な場面を切り取った写真も展示している。

 開会イベントに出席した県の新垣健一文化観光スポーツ部長は「アーティストの視点で描かれた沖縄の魅力をぜひ体感してほしい。美しい自然と温かい沖縄の人々が皆さんのお越しをお待ちしている」と広く来県を呼び掛けた。沖縄紹介動画に出演した三線がーるの稲嶺幸乃さんと三板の奥濱幸子さんも登壇し、PRのためのオリジナル楽曲を演奏した。

 千葉さんは、うるま市の伊計ビーチで受けた衝撃を基に描いた、2017年上野の森美術館絵画大賞作品を展示し「自分の人生の転機となった沖縄の作品が、沖縄PRの展示会で展示されるのはとてもうれしい」と話した。

 県の観光ブランド戦略推進事業で、海外に向けて沖縄を発信するプロジェクト「Be.Okinawa」の一環。今年のテーマは「忘れられない一瞬へ。」で、沖縄の自然と人との触れ合いを紹介して、新たな沖縄の魅力を発信する狙いもある。

 昨年は東京の代官山・蔦屋書店でも展示会を開いたが、今年は海外観光客も多く訪れる銀座・蔦屋書店で開催し、さらに発信力を強めた。