「官製談合疑惑を解明する」県議会自民会派が知事会食問題を調査へ プロジェクトチームを発足


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 県議会野党会派の沖縄・自民党は15日、玉城デニー知事が県の事業を受託する業者らと正式な契約前日に会食していた問題について調査するプロジェクトチームを発足させた。記者会見で「玉城県政による官製談合疑惑を解明する」と説明した。具体的な調査項目や方法は定まり次第、改めて公表するとしている。

 自民は百条委員会の設置を求めてきたが、与党の賛同が得られず可決の見込みがないとして提案を見送った。15日の最終本会議前に開かれた各会派の代表者会で与党は「疑惑に当たらない」として百条委員会の設置に反対の意思を示した。
 島袋大会派長は会見で「委員会の参考人招致で聞き取った後、改めて与党に(百条委員会設置を)呼び掛ける。11月定例会でも追及しながら改めて百条委員会の設置を求めていく可能性もある」と述べた。