名護勢 SUPアジアV 橘、吉田さん 市長に報告


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SUPアジアツアーの初代チャンピオンに輝いた吉田竜平さん(右)と橘ゆうさん(左)と2人を激励した渡具知武豊市長=15日、名護市役所

 【名護】スタンドアップパドル(SUP)の第1回アジアツアーで女子オープンクラスを制覇した名護市立屋部中2年の橘ゆうさん(14)と男子オープンクラスを制した吉田竜平さん(37)=市三原=が15日、市役所を訪れた。渡具知武豊市長に、男女とも名護勢が初代アジアチャンピオンに輝いた快挙を報告した。

 5月の台湾戦から9月28日の日本戦(福岡市)まで、韓国、香港を含むアジア4カ所で開催された。橘さんは全戦全勝、吉田さんは台湾、韓国、日本戦に出場し総合ポイントで頂点に立った。女子は19人、男子は44人が出場した。

 吉田さんは「日本はレベルが高く追われる立場。プレッシャーがあったが、それも楽しめた」と振り返り、「韓国では現地の人がフレンドリーで交流を深められた。日韓関係は今良くないが、スポーツは別だと実感した」と話した。橘さんは「初戦の台湾は緊張した。ツアー優勝できてホッとした」と笑顔を見せた。

 渡具知市長は「SUPがさらに普及するように、今後ますます活躍してほしい」と激励した。

 2人は、11月23日に広島県で開催される全日本選手権にも出場し、上位を目指す。