スポーツでSDGs推進 県内3チーム、きょう宣言 アスティーダ×コラソン×沖縄SV


社会
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 スポーツの力で沖縄からSDGsを―。県内のプロスポーツチームが結集してSDGsを推進する「オキナワSSプロジェクト」が19日に始動する。宜野湾市立体育館で開かれる琉球アスティーダ(卓球)のホーム開幕戦の前に、競技の枠を超えてハンドボールの琉球コラソン、サッカーの沖縄SV(エスファウ)が参加し、SS(スポーツサスティナブル)宣言をする。サスティナブルは「持続可能な」などを意味する。
 沖縄総合事務局が委託し、多くの県内企業が参加する沖縄スポーツ・ヘルスケア産業クラスター推進協議会の取り組みの一つ。スポーツで産業を活性化させつつ自然環境を保全し、健康増進や子どもの教育といった課題解決を目指す。
 県内のプロチームでは、沖縄SVが地域に根差すチームとして「稼げる農業」で地域を活性化しようと耕作放棄地でコーヒーを栽培するなど、SDGsを地で行く活動をするチームもある。19日のSS宣言では賛同チームが「子ども向け無料スクール開催」「ビーチクリーン実施」「グッズ売り上げから寄付」など取り組みを発表予定。
 推進協事務局クラスターマネジャーの青田美奈さんは「スポーツチームと一緒になればいろいろな可能性が開ける」と参加を呼び掛けた。