角激突、ヤギ迫力 「ヤギの気持ちになって応援して」 ピンダアース大会 25頭熱戦


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激しく角をぶつけ合い、熱戦を繰り広げるピンダ=5日、多良間村多目的広場

 【宮古島】第19回多良間島ピンダアース大会(主催・同実行委員会)が5日、多良間村多目的広場で開かれた。軽・中・重量級に計25頭のヤギが出場し熱戦が繰り広げられた。島内外から大勢の観客が足を運び、激しい角のぶつけ合いに歓声を上げた。ゲームや抽選会を楽しんだほか、島特産のヤギ汁に舌鼓を打った。

 実行委員長の伊良皆光夫村長が「ピンダ(ヤギ)の気持ちになって応援してほしい」と呼び掛けた。

 45キロ以下の軽量級に8頭が出場し熱戦の結果タカシ号が2連覇、黒マサリ号が準優勝だった。9頭出場の中量級(69キロ以下)は決勝戦で三ツ瀬号がアラカワ号に圧勝した。重量級(70キロ以上)は軽量級4連覇の実績を持つシンメトリ号が8頭の頂点に立った。ロマンチックイーラブ号が準優勝。豊見山正さん(65)、古謝政一さん(60)が実況を務めユーモアたっぷりの軽妙な語り口で大会を盛り上げた。

 今回は2大会ぶりに石垣市山羊(やぎ)生産組合から2頭が参戦。上位進出はならなかったが、今後の交流に意欲を見せていた。試合の合間には〇×ゲームや抽選会も行われ、来場者たちは当たりが読み上げられるたびに一喜一憂した。