オリオン片手に音楽満喫 台湾でビアフェスト きょうまで


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オリオンビアフェストin台湾で盛り上がる来場者ら=19日、台北市の花博公園圓山園区花海広場

 【台北市で外間愛也】台湾でのオリオンビールの消費拡大を目指す「オリオンビアフェストin台北」が19日、台北市の花博公園圓山園区花海広場で開幕した。20日まで。台湾の市民をはじめ現地在住の県系人など多数が来場し、オリオンビールを片手に沖縄音楽を楽しんだ。
 台湾でのビアフェストは2014年に始まり、今回で6回目。過去5回は台北市の統一時代百貨台北店で開催してきたが、イベントの認知度が年々高まり来場者数の増加が続いているため、今回から収容人数の多い花博公園に会場を変更した。
 会場ではオリオンビールだけでなく、県産のシークヮーサーやタンカン、台湾産果実の果汁を利用したビアカクテル、泡盛カクテルを出品するなど沖縄の酒の新しい飲み方も提案した。沖縄料理、島ぞうりなども出品し、沖縄の文化発信にも取り組んだ。
 ライブにきいやま商店が登場すると、多くの来場者が舞台前に詰めかけた。BIGINの島袋優さんがゲストで出演し、きいやま商店とともに「オジー自慢のオリオンビール」を歌うと、会場中が「あっり乾杯」と杯を掲げた。
 ビアフェストに合わせ台湾を訪れた会社員の前田美幸さん(37)=那覇市、団体職員の山口亜由美さん(37)=同=は「沖縄でも各地のビアフェストに参加している。台湾でもやっていると知って、休みを利用して来た。とても楽しく、来て良かった」と笑顔で語った。