地域

背中に電光告知板 46歳男性が夜の街を毎日歩いて宣伝することとは…

LEDの電光掲示板を背負い、ライブの宣伝に励むナオキ屋さん=4日、沖縄市上地

 【沖縄】会員制交流サイト(SNS)などの普及で誰でも気軽に情報を発信できる中、読谷村出身のミュージシャン・ナオキ屋さん(46)は、電光掲示板を背負って沖縄県内各地を行脚し、自身のライブを宣伝している。背中には闇夜に瞬く「ナオキ屋ライブ」の文字。会場となる沖縄市コザ・ミュージックタウン音市場の収容数は1100人だが、売れたチケットの枚数は2桁台。一人でも多く観客を呼び込もうと、11月のライブ直前まで“足で稼ぐ”つもりだ。

 前回のライブ告知でも糸満市の喜屋武岬から沖縄市までのぼりを片手に歩いた。「誰もやらないことをやれば一人勝ちなんです」。昼間は仕事のため、宣伝できるのは夕方以降。目立つよう電光掲示板での告知を思いつき、掲示板とバッテリーをギターバッグに搭載した。9月上旬からほぼ毎日、歩いてPRしている。

 4日夕は沖縄市内を歩いた。車窓からちらりと見る人、くすりと笑う人、足早に追い越す人―。通行人のリアクションはさまざまだ。「素晴らしい。お店の看板は見飽きたけど、これなら見たくなるね」と話し掛けたのは、市内に住む男性(88)。帰宅途中にすれ違った新里裕梨さん(30)も「新しい宣伝の仕方ですね」とほほ笑み、同僚と共に「頑張って」と声援を送った。

 「『無謀だ』と言う人もいるけれど諦めていない。できることは全部やりたい」と宣言したナオキ屋さん。日が落ちて一層きらめく電光掲示板を背に、夜の街へ歩みを進めた。

 ライブは11月30日午後6時開演。前売り一般2千円、高校生以下は千円(当日500円増し)。購入は本人に声を掛けるか、問い合わせ(電話)090(9784)0585。
 (下地美夏子)



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