来て見て手にして味わって! 産業まつり開幕 多彩な沖縄県産品が一堂に 490の企業・団体が参加


この記事を書いた人 問山栄恵
第43回沖縄の産業まつりの開催でテープカットする関係者=25日午前、那覇市の奥武山公園

「うちなーの未来をつくる県産品」をテーマに第43回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)が25日、那覇市の奥武山公園と県立武道館で始まった。開催期間は27日まで。開場式で玉城デニー知事、沖縄総合事務局の吉住啓作局長、実行委員会会長の古波津昇県工業連合会会長らがテープカットし、まつりの開幕を宣言した。
 
 古波津会長は「新商品の展示や新技術の紹介などさまざまな出展がある。祭りが人と人、人と産業をつなぐ場となり、沖縄の産業を元気づける一助となるようにしたい」とあいさつした。玉城知事は「品質の優れた県産品の展示即売などがあり、県民や観光客に親しまれるイベントとなっている。県産品がより一層愛される契機となることを期待したい」と述べた。

  産業祭りでは海洋資源産業の現状や研究成果を伝える「海洋産業展」のほか、スマート農業の県内事例などを紹介する「次世代型農業と地域エネルギー」の展示、県内各地の特産品を紹介する「ありんくりん市」など多彩な出展がある。490の企業や団体が参加し、技術力やアイデアが詰まった県産品が多数出品される。屋内展示は午前10時~午後7時、屋外展示は午前10時~午後8時となっている。

  会場は一般駐車場がないことから、那覇軍港西側の特設駐車場から奥武山公園駅前バス停、奥武山鳥居前臨時バス停をつなぐシャトルバスを運行する。実行委員会は公共交通機関の利用を呼び掛けている。【琉球新報電子版】