100回のプロポーズの末にゴールイン「愛してるよ」 沖縄のリゾート地で「愛を叫ぶ」イベント開催


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9年間求婚し続け結婚にこぎ着けた仲本透さん=12日、おんなの駅内海デッキ

 【恩納】イベント「恩納村から愛を叫ぼう2019」が12日、おんなの駅内海デッキで開催された。歌人「うんなナビー」の里にちなみ、思いを寄せる人に愛や感謝を伝える催しは昨年に続き2回目で、12組が出場した。

 仲本透さん(45)=嘉手納町=は9年間100回求婚し続け、今年4月にゴールインした。「愛してるよ。大事にするからね」と叫ぶと、50メートル離れた対岸から妻ルミ子さん(36)が「愛してま~す」と返した。

 本部町に住む61歳の崎浜まち子さんは、34年連れ添う2歳下の夫、昌和さんに「年上ということで素直でなかった私。心から素直な気持ちで感謝、アイラブユー」と叫んだ。

 聴覚障がいのある高良リカさん(47)=那覇市=は内緒で連れて来た母のサヨコさんへ「お母さんが、懸命に育ててくれたおかげで、言葉が話せるようになった」と感謝を伝えた。サヨコさんは「名前を呼ばれて人違いだと思い驚いた。とてもいい娘です」と涙を浮かべていた。

 おんなの駅なかゆくい市場15周年を祝い、野外特設ステージでは県内の民謡チャンピオンたちが歌った。

 トリは大工哲弘さんがスペシャルゲストで登場、軽妙な語りと歌で盛り上げた。翌13日が73歳の誕生日という大工さんにバースデーケーキが贈られ、会場挙げてカチャーシーで盛り上がった。
 (小山猛三郎通信員)