くらし

性を学ぶことは命を守る 子どもたちに相談士の徳永桂子さん 親子で話せる関係に

子どもたち対象にも行われた徳永桂子さんの親子で学ぶ性教育=27日、那覇市泉崎の琉球新報社

  思春期保健相談士の徳永桂子さん=兵庫県=を招いた「親子で学ぶ性教育」(琉球新報主催)が27日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報社で行われた。親子ら計27人が参加した。徳永さんは「性に関して親子が話せる関係性は、命を守ることにもつながる」と指摘した。

  子どもたちを対象にした講座では具体的に男女の性器の名称を伝え、特に口・胸・性器はプライベートゾーンだと説明。「自分だけの大切な場所なので、誰かが見せて触らせて言ったら『嫌だ、やめて』と言って良い」と話し、実際に声を出して練習した。

  子どもが性被害に遭っても大人に言えない理由で最も多いのが「親に心配をかけたくない」だとし、加害者側もそれを利用し口止めするケースが多いという。親子で性について話せる関係をつくり、体の自尊感情を高めるためにも幼少期からの性教育が必要と強調した。

  一方、子どもたちに対して、性器を触る時の二つの約束事として①手を洗うこと②一人になれる場所で触ること-を提案した。「怖いことをしようとする大人からみんなを守るための大切な約束だよ」と伝えた。

  徳永先生に寄せられる質問に「床や机の角など堅い所に性器を押し付ける子にどう、伝えればいいか」というケースがあり「性器が傷つく恐れがあり危険なので、きれいな手で優しく触ろうね、と伝えたほうがいい」と述べた。子どもが性器を触ることは、気持ちがいいことで、心を落ち着かせる効果があるとし「無理にやめさせることはない。やり方を教えることが大事」と述べた。

  小学2年の息子がいる女性(43)=那覇市=は親子で参加し「自分自身が性教育を受けていないので勉強になった。堂々と性器の名称も言っていいんだと知り安心した」と語った。

  3月まで小中学生新聞「りゅうPON!」で性教育の連載を手掛けていた徳永さん。次回の講座は、来年1月11日に琉球新報社で行う。



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