雀部建築板金が初V ボウリング全沖縄オープン 結成2年「実感わかない」


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初優勝した雀部建築板金の(左から)大見謝翔、我那覇由香利、雀部優太=27日、那覇市のサラダボウル

 ボウリングのコカ・コーラ杯争奪第26回全沖縄オープン選手権は27日、那覇市のサラダボウルで行われ、予選をトップ通過した雀部建築板金(大見謝翔、我那覇由香利、雀部優太)が5936点で初優勝した。FRICTION ADDICTION(比嘉有史、Dan Griner、安里和善)が5913点で2位、HAZUKIルーペ(比屋根徳人、太田裕也、古堅葉月)が5890点で3位だった。

 上位2チームは、第50回全九州選抜選手権(2020年2月22~23日、長崎県)に派遣される。

予選の好調維持、終盤で首位取り戻す

 予選で個人ハイシリーズをたたき出した大見謝翔の活躍でトップで決勝に進出した雀部建築板金。我那覇由香利が「周囲の応援のおかげでめっちゃ調子が良かった」と、決勝3ゲームで736(ハンディキャップ30を含む)と絶好調だった。雀部優太も大崩れなし。途中で順位を落としたがチームで好調を維持して終盤で首位を取り返した。

 2016年に日本ボウラーズ連盟(NBF)の全日本選手権で準優勝した経験のある大見謝は、右腕のけんしょう炎で6~8月は練習ができず、本大会も痛み止め薬を飲んでの出場。優勝に貢献にしたが「予選で燃え尽きて決勝で足引っ張りましたけどね」と寝癖が残る髪をかきながら笑った。

 雀部は「チームを組んで2年。2人が頑張ったおかげでやっと優勝できました。でもまだ実感がわかないですね」とはにかんだ。
 (嘉陽拓也)


▽最終成績 (1)雀部建築板金(大見謝翔、我那覇由香利、雀部優太)5936(2)FRICTION ADDICTION(比嘉有史、Dan Griner、安里和善)5913(3)HAZUKIルーペ(比屋根徳人、太田裕也、古堅葉月)5890(4)永吉電気(永吉盛洋、喜瀬勇人、古堅浩史)5887(5)狂乱のパプリカ(津波古蓮、高久大和、比嘉巧真)5882(6)ハイウェイ沖縄(比嘉勇太、宮城礼門、具志堅智史)5801▽チームハイゲーム 雀部建築板金733▽同ハイシリーズ 雀部建築板金2092▽個人ハイゲーム 比嘉有史289▽同ハイシリーズ 大見謝翔781