沖縄の観光をレベルアップ! 世界ウチナーンチュの日を前にWUB沖縄がアジア会議


この記事を書いた人 Avatar photo 高良 利香
WUB沖縄第2回アジア会議で意見を交わす(右から)東良和会長、下地芳郎会長、松浦大氏、上江洲仁吉会長=28日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル

 30日の「世界のウチナーンチュの日」を前に、WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)沖縄(上江洲仁吉会長)は28日、第2回アジア会議を那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開いた。WUB沖縄の会員など約140人が参加した。沖縄の観光をテーマに、ハワイとの比較や今後の発展の可能性などについて関係者が意見を交わした。

 「アジア巨大マーケットと沖縄」をテーマにしたパネルディスカッションでは、沖縄ツーリストの東良和会長、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長、東洋経済記者の松浦大氏が登壇した。東会長は人口減少が見込まれる国内ではなく海外へ展開することの重要性を訴えた。

 下地会長は2020年に世界最大級の旅の総合イベント「ツーリズムEXPOジャパン」が県内で開催されることに触れて、「沖縄観光がレベルアップする節目になる」と強調した。

 松浦氏はグアムやサイパンで旅行商品の安売りが行われた経緯を紹介し「それでは地元が望まない観光客が来てしまう。沖縄で同じことを繰り返してはいけない」と警鐘を鳴らした。