首里城火災:自民、公明が早期復元着手を要請 国土交通相、現地視察の考え


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赤羽一嘉国土交通相(中央)に首里城の早期復元を要請する自民党の議員ら=31日午後、国土交通省

 【東京】那覇市の首里城正殿などが全焼したことを受けて、自民、公明両党の国会議員らが31日午後、それぞれ国土交通省を訪れ、復元に向けた工事に早期に着手するよう要請した。対応した赤羽一嘉国土交通相は「国交省を先頭に政府を挙げて取り組みたい」などと述べ、11月10日を軸に沖縄を訪問し現地の被害状況を視察する考えを示した。

赤羽一嘉国土交通相(右から4番目)に首里城の早期復元を要請する公明党の議員ら=31日午後、国土交通省

 首里城周辺は国営沖縄記念公園の首里城地区(4・7ヘクタール)として、国交省が管理する都市公園となっている。火災で全焼した正殿や北殿、南殿などの建物は、2018年2月から国の許可を得て沖縄県が管理している。

 今後の対応について、国交省の担当者は「出火原因によっては責任分担も出てくる。そこを整理し、なるべく早く再建ができる方法を関係省庁と連携して考えていくことになる」と説明した。【琉球新報電子版】