「例外が乱用されている」 嘉手納パラシュート降下訓練で河野防衛相 米側も認識理解


この記事を書いた人 問山栄恵
河野太郎防衛相

 【東京】河野太郎防衛相は1日の閣議後会見で、米インド太平洋軍のデービッドソン司令官に米空軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練で申し入れたことについて「例外が乱用されているという状況にあるとの日本側の認識は理解していただいている」と述べた。デービッドソン氏との会談後、防衛省、米国防総省の局長級と電話会談を行い、改めて日本側の考えを伝えたことも明らかにした。
 
 日米合意ではパラシュート降下訓練は沖縄県の伊江島で集約して行うとされているが、米軍は10月29日に今年入って4度目となる嘉手納基地内でのパラシュート降下訓練を強行した。河野氏は嘉手納での実施が認められる例外的なケースに当たらないとして、合意違反だと強く批判していた。【琉球新報電子版】