社会

「首里城の隣で学び、たくさんの思い出がある」「後輩にも首里城で思い出作ってほしい」 首里高卒業生が募金活動

首里城再建支援のため、募金活動を行う首里高卒業生=2日夕、那覇市のパレットくもじ前広場

 鮮やかな朱に彩られた首里城を早期に再建させたいと、募金活動やイベントを通した寄付の動きが県内外で広がっている。正殿など主要な建造物が焼失した首里城火災後、初めての週末を迎えた2日、多くの人々が「自分たちにできることを」と沖縄のシンボルの再建に向けて動いている。

 県立首里高校を2017年3月に卒業した72期生らは2日、那覇市のパレットくもじ前で募金活動を始めた。「首里城はいつも近くにあった。もう一度、きれいな首里城を見たい」と語り、集めた浄財は全額を沖縄美ら島財団の「首里城基金」に寄付する考えだ。

 「首里城の隣で学び、よくお昼ごはんを食べに行った。たくさんの思い出がある」と話すのは、72期生の宮里里歩(りほ)さん(20)=那覇市、沖縄大3年=と与那覇素弓(そゆみ)さん(20)=浦添市、琉球大3年。火災があった10月31日、「何かできることはないか」と同期生ら約10人と声を掛け合い、手探りで活動を始めた。

 寂しさもあるが、2日は笑顔で募金を呼び掛けた。与那覇さんは「私たちが募金をしてもらっているのに、皆さんが『ありがとうね』『頑張ってね』と言ってくれた。首里城は大きな存在だったんだ」と改めて実感した。「首里高の後輩にも首里城で思い出をつくってほしい」と話し、今後も募金活動を続ける。

 3日はパレットくもじでのチャリティーイベント、3、4日は那覇市国場の沖縄大学である「沖大祭」での募金活動を予定している。



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