さらなる発展願う 嘉数小が創立100周年 歴代の校長、PTA会長たちが祝う


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嘉数小学校創立100周年・嘉数幼稚園創立50周年の記念式典でテープカットする関係者=10月27日、同小体育館

 【宜野湾】宜野湾市立嘉数小学校(田﨑明美校長、約860人)の創立100周年と嘉数幼稚園(同園長、約90人)の創立50周年記念式典・祝賀会が10月27日、同市真栄原の同小体育館で開かれた。歴代の校長やPTA会長、地域関係者らが多く来場した。歴史と伝統をたたえ、さらなる発展を願い盛大に祝った。

 学校・幼稚園の教育に功労のあった29人と8団体に感謝状が贈呈された。田﨑校長は、勉学に励む「嘉数っ子」の姿に「世界へ大きく羽ばたく力へつながるものだと信じさせてくれる」と式辞を述べた。

 周年に向け設立され準備してきた記念事業期成会の伊波正和会長から、田﨑校長へ記念事業目録の贈呈もあった。松川正則市長や平敷昭人県教育長、知念春美市教育長らが出席した。

 嘉数小は1919年、宜野湾尋常高等小から分離し、嘉数ミミジタマヤー原に嘉数尋常小として開校した。嘉数尋常高等小、嘉数国民学校を経て、45年の沖縄戦で校舎が全焼した。46年に現在の場所で嘉数初等学校として再び開校。幼稚園は68年に開設した。嘉数中や大謝名小、志真志小が新設され児童らが分離するなどした。同小は1万1867人の卒業生を送り出した。