「少しでも早く復元を」 東京でも支援広がる 客の声でわしたショップに募金箱 空手、舞踊家が募金呼び掛け


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首里城復元チャリティーの沖縄伝統空手演武会で募金をする観覧者ら=3日、東京都の銀座わしたショップ本店

 【東京】東京都内で3日、首里城再建を支援する取り組みが相次いだ。銀座わしたショップ本店では、沖縄伝統空手の首里城復元チャリティー演武会が催され、観覧者が募金した。また都内の紀尾井小ホールであった宗家眞境名本流眞薫会眞薫めぐみの会の仲程めぐみ会主による独演会でも、急きょ募金活動が行われ、約13万円が集まった。

 わしたショップでは、国際明武館剛柔琉空手道連盟のメンバーらが伝統空手の型や組み手を披露した。明武館の八木明人総本部館長は「沖縄の伝統空手が少しでも力になって、人々の気持ちに届けばと演武を披露させていただきたい」と話し、自身も型を披露した。

 銀座わしたショップ本店では、募金をしたいとの客の声を受け、1日からレジ横に募金箱を設置した。商品を買い求めた客は次々と募金して、1、2の両日で約60万円が集まった。

 3日にわしたショップで募金した会社員の田中紀子さん(41)=東京都=は「友人がうるま市に住んでいて、以前首里城に連れていってもらった。ニュースで見てとてもつらくて、少しでも早く復元できればと思う。年明けに沖縄に行こうと考えている。観光することで私なりに沖縄を元気づけたい」と話した。