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心臓移植で患者が負担する多額の費用を支援しようと琉球大学付属病院内に発足した心臓移植の患者と家族を支える会「芭蕉の会」(安里猛会長)は7日琉大病院で会見し、沖縄県外で治療する患者を支援する基金設立のため募金活動を始めると発表した。安里会長は「県民が支援しやすい土台をつくっていきたい」と話し、多くの協力を呼び掛けた。
心臓移植の医療費はほとんどが保険適用だが、県外に滞在中の生活費や手術の担当医師らが来県して説明するインフォームドコンセント(説明と同意)に伴う費用などで250万~280万円プラスにかかるという。
琉大病院によると、県内では3人が琉大病院で心臓移植までつなぐ人工心臓治療を受け県外で移植手術した。現在6人が人工心臓治療を終え待機している状況という。
自身も心臓移植を経験した安里会長は「県にも支援を図る制度や条例制定を促したい」と話した。要請に向け1万人の署名活動も始める。問い合わせはasato-takeshi@yahoo.co.jp
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