10月19日、シマノから新しく発売された磯竿(ざお)1・7―530の実釣のために田中修司さんが来沖した。
20日に慶良間の奥武の6番裏に田島と2人で渡った。午前中はグルクンやニジョウサバなどがポツポツ釣れたのみで、大物のアタリも2回あったが、針外れや、根ズレで魚の顔は見られなかった。
潮が変わり始めた午前11時37分に田島さんが2・5キロのスマガツオを釣り上げると、田中さんも1・7号の竿を満月に曲げて2~3キロのスマガツオを連続して釣り上げた。
午後0時13分に田中さんの竿が海面に突き刺さった。想定外の大物の引きで、竿は限界近くまで曲がったが、田中さんの巧みな竿さばきと、新しい竿のパワーでモンスターの引きに耐えた。3分後に海面に黄色っぽい巨大な魚が浮いた。これが本島ではめったに釣れないナミフエダイで9キロの超大物だった。
公益財団法人日本釣振興会沖縄県支部の呼び掛けで全国一斉清掃デーの10月21日、名護漁港、都屋漁港、宜野湾新漁港、港川漁港の4カ所で釣り場の清掃が行われた。
総勢452人が参加した。宜野湾新漁港では清掃後に、タマンの稚魚2500匹が放流された。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)