JTA増収増益 9月中間 旅客数最高151万人


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 日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市、青木紀将社長)は8日、2019年9月中間決算を発表した。天皇代替わりに伴う10連休の旺盛な旅行需要などで、売上高は前年同期比8・6%増の230億円と2期ぶりの増収。経常利益は同12・9%増の55億円、純利益は過去最高の同12・4%増の40億円を計上した。

 売上高のうち、旅客収入は同8・6%増の197億円だった。ゴールデンウイークが10連休となった影響などで旅客人数は過去最高の151万8962人と好調だった。

 貨物・郵便収入は、宅配便やゆうパックの料金値上げなどの影響で低迷し、同0・9%減の11億円だった。輸送量は1万5402トンだった。営業費用は新機材のボーイング737―800型機の導入による減価償却費が増え、同7・6%増の176億円だった。

 20年3月期の業績見通しを売上高は11億円増の444億円、経常利益は13億円増の92億円、純利益は10億円増の66億円にそれぞれ上方修正した。