これまで60代以上が就任してきた副会長職 40代2人の就任で沖縄闘牛組合連合会が期待することは…


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県闘牛組合連合会の副会長に就いた平良高敏さん(右)と辺土名朝也さん=9日、うるま市の石川多目的ドーム

 【うるま】県闘牛組合連合会(幸地政和会長)の副会長に40代の若手2人が就いた。石川闘牛組合の平良高敏さん(43)と胡屋闘牛組合の辺土名朝也さん(40)だ。これまで60代以上の人が就くことが多かった副会長職だが、周囲の薦めもあり、2人が選ばれた。同世代や若いファン層のさらなる拡大に、期待が集まっている。

 小さいころから闘牛の試合を見てきた平良さん。20歳ごろに牛を飼い始め、自身でも大会に出るようになった。「経験のある年配の方が役員になるのがこれまでは普通だった」と話す。プレッシャーも感じるが「伝統を残しつつ、若者の心をつかめるよう取り組みたい」と意気込みを見せた。

 辺土名さんも小さいころから闘牛に接してきた。平良さんと協力し「闘牛ファンが増えるように頑張りたい」と語った。

 10日は、うるま市の石川多目的ドームで第112回秋の全島闘牛大会が開催される。副会長就任後初の全島大会に向け、2人は力を合わせ、より一層大会を盛り上げていくことを誓った。