若者に選挙や政治へ興味を持ってもらおうと、県選挙管理委員会と県明るい選挙推進協議会は9日、沖縄県那覇市の県体協スポーツ会館で若者選挙カレッジを初開催した。高校生や大学生ら約16人が参加。政党関係者らと意見交換するなどして沖縄の課題に関心を寄せた。
これまで開催していた青年リーダー研修会を今回から選挙や政治参加に特化した。沖縄観光の現状と今後の発展について、政党関係者が意見を発表する政見発表会などがあり、参加した学生らは「非正規雇用が多いのは観光客が月によって変動するからか」「オーバーツーリズムと県の目標1200万人の関係は」などと質問したり、熱心にメモを取ったりした。
参加した琉球大3年の稲福政志さん(21)=那覇市=は鉄軌道について質問し「各政党のいろんな意見が聞けて良かった」と笑顔で話した。沖縄国際大3年の根保あかりさん(21)=は「政治は固いイメージだったが、観光とか興味のある内容だと参加しやすい」と語った。