【東京】全国の中高校生のオリジナル料理を競う「第8回オレンジページ×味の素 ジュニア料理選手権」の表彰式が10日、東京都の東京ドームシティプリズムホールであった。高校生部門で、普天間高校1年の中曽根彩雪(さゆき)さん(15)が最優秀賞のグランプリに輝いた。昨年の中学部門に続き2年連続のグランプリ。
中曽根さんの作品は、沖縄の油みそやもずくも練り込んだ「うちなー水餃子(すいぎょうざ)」を、山形県の郷土料理の「だし」で食べる。中曽根さんは「2年連続で取れると思っていなかったのでびっくりした。とてもうれしい。おじいちゃんがギョーザが好きで、暑い時でも食べやすいように水ギョーザにした。冬に山形に帰ったときに食べさせてあげたい」と笑顔で話した。父母と弟2人の5人暮らしで晩ご飯は彩雪さんが作っている。将来は料理関係の仕事に就きたいという。
特別審査員のイタリア料理店「リストランテ アルポルト」オーナーシェフの片岡護さんは「中曽根さんのが一番おいしかった。味のバランスもよかった。彼女には天性の才能がある」と絶賛した。
同料理選手権でも中高の2部門にまたがってのグランプリ受賞は初。全国から中学5078件、高校2854件の計7932点の応募があった。優秀賞の中には、名護市立大宮中のハイビスカスガールの「トロピカルポーポー巻き」と金城楓さんの「南国パワーを取り込め!太陽(ティーダ)カレー」が残っていた。