和語・漢語 新聞で学ぶ NIE実践フォーラム


社会
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新聞記事から和語や漢語を探し、辞書を使って学ぶ児童たち=12日、読谷村の古堅南小学校

 新聞を活用した授業実践などを学ぶ「2019年度県NIE実践フォーラム」(県NIE推進協議会主催)が12日、読谷村立古堅南小学校で開かれた。新聞を活用した国語、生活、算数の三つの公開授業が行われた。児童らは真剣な表情で新聞記事の内容などを通じて学びを深めた。読谷村内の小中学校をはじめ県内から約200人が参加した。

 5年の国語の授業では、伊元美希子教諭が「和語や漢語の良さを見つけよう」を目当てに、児童らに新聞から和語や漢語を探すよう促した。児童らは「和語の方が分かりやすいけど、新聞には漢語が多い」と指摘。国語辞典で記事にある漢語を調べ、グループ学習で和語に言い換えて発表した。授業を受けた松田悠吾さん(11)は「和語も漢語も、場面によって使い方や使う言葉が違うことが分かった」と話した。

 2年の川之上亜紀子教諭は、生活科で新聞から見つけた生き物を紹介する「いきもの新聞」の授業を行った。3年の田仲康希教諭は算数で、記事で紹介された五輪メダルの重さを基に、砂を使って同じ重さを表現する授業を実施した。