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県内の平和活動を奨励する「新崎盛暉平和活動奨励基金」を運営するみらいファンド沖縄は12日までに、土木技師の北上田毅氏を3回目の助成対象者に決定した。情報公開請求によって名護市辺野古の新基地建設現場の軟弱地盤の問題を明らかにした取り組みなどを評価した。
北上田氏は2018年3月、情報公開請求で入手した辺野古沿岸部の土質調査の報告書を分析。新基地建設現場が「マヨネーズ並み」とされる軟弱地盤であることを明らかにした。北上田氏の分析結果が、その後、県が辺野古沿岸埋め立て承認を撤回する際の重要な根拠の一つになった。
北上田氏は同日、那覇市銘苅のなは市民活動支援センターで記念講演し、「入手した情報の共有化も進めていきたい」と今後の活動への意欲を示した。