10月31日に那覇市首里当蔵町の首里城で大規模な火災があり、正殿など、7棟計4836平方メートルが焼失した。首里城の再建に向けて寄付した企業や団体などを紹介する。
県軽自動車協会が100万円寄付
県軽自動車協会の森田洋一郎会長と登野原功専務理事が12日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、首里城再建の支援金として100万円を県内マスコミ8社共同の県民募金に託した。
同協会の会員はスズキ、ダイハツ、ホンダ、スバル、ミツビシ、マツダ、ネッツトヨタ、ニッサン、ヤマハの9メーカーの県内販売代理店。森田会長は「再建に少しでも役に立ちたい」と話した。
求人おきなわが100万円寄付
求人おきなわ(那覇市)の山城正文社長と新垣盛亮専務が12日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、首里城再建のための支援金100万円を託した。
山城社長は「ニュースで首里城の火災を知ってぼうぜんとした。首里城は沖縄の歴史そのものだ。沖縄に育てられた企業として、一日でも早い再建のために協力したい」と話した。
桐和空調設備が100万円寄付
桐和空調設備(那覇市)の名嘉正隆社長らが12日、琉球新報社を訪れ、首里城再建に向けた支援金100万円を県内マスコミ8社共同の県民募金に託した=写真。
尚円王生誕の地である伊是名島出身の名嘉社長は「県民として、自分たちの城をなくしたような気持ちになっている。復元は大変と聞いているが、技術者を集めて再建にこぎ着けてほしい」と話した。
首里城県民募金4587万円に 11日現在の口座分
琉球新報社など県内マスコミ8社で取り組んでいる「首里城再建支援のための県民募金」には11日現在、5金融機関の募金振込口座に計400件、4587万6308円の募金が寄せられている。集まった浄財は関係機関・団体に託して再建に活用してもらう予定。