モバイルプリンス
10月31日に発生した首里城の火災の後から、再建への寄付を装った詐欺メールが複数確認されている。
例えば携帯電話会社の「au」を名乗り、「利用金額の3桁を支援金として寄付します」というメールが届く。そこに書かれたURLをクリックすると、詐欺のサイトに誘導するといったものだ。
詐欺メールであることに加え、みんなの寄付をしようという気持ちにつけ込もうとするもので、二重に腹立たしいメールだ。
こうしたメールを届かないようにする方法ってあるんですか?
モバイルプリンス
詐欺業者が当てずっぽうで送っても、メールアドレスや電話番号が一致していると、メールはどうしても届いてしまう。
迷惑メールフィルターなど細かい設定はあるが、どれだけ対策をしても一定数は届くことを覚悟しよう。
うーん、そうなんですね。
モバイルプリンス
こうしたメールは、何も「お金」だけがターゲットになるわけではない。
例えば「Appleです。あなたのApple IDのパスワードがハッキングされました。至急変更してください」と、うそのメールが届くこともある。
もちろん、ハッキングはされていないが、焦ってパスワードを変更しようと、メールに記載されているURLから今のパスワードを入力すると、そのままパスワードが盗まれるという手段だ。
うわっ、それは怖いですね。どうやったら、うそのメールなのか、見破ることができますか?
モバイルプリンス
まず、送られてきたメールが本当にauやAppleの会社からなのか、メールアドレスを確認することだ。
例えば、Appleからのメールなのに、メールアドレスが「apple.com」ではなく、「xyz.jp」など全く関係ないものであれば、詐欺メールの可能性が極めて高い。
また、メールアドレスだけで判断がつかない場合は、SNSなどでそのメールの文章で検索してみることだ。事前に詐欺メールと気付いた人が、注意を促していることもあるからね。
なるほど、それはいいですね。
モバイルプリンス
こうした詐欺メールは人をだますために、あの手この手を使ってくる。今回も「首里城火災募金」とタイムリーな話題を悪用してきた。
細かい手段、言い回しは常に変わるため、自分で疑い、調べて飛びつかない態度が求められるね。
みんなも注意深くして、すぐにURLをクリックしないようにしようね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。