時代へ歌い継ぐ 野村流音楽協会 95年記念で公演


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野村流音楽協会役員らと、協会と交流のある舞踊家による舞踊「かぎやで風」=17日、沖縄市民会館大ホール

 琉球古典音楽野村流音楽協会(長浜眞勇会長)の創立95周年記念公演「泰山北斗世瑞歌(たいざんほくとせいずいか)」(共催・琉球新報社)が17日、沖縄市民会館大ホールで開かれた。タイトルには野村流の初代会長で、弟子の世禮國男と「声楽譜付工工四」を作り、野村流の継承と発展に貢献した伊差川世瑞の歌を継ぐとの思いが込められた。会員は、14演目で歌い継いできた古典音楽を披露した。

 100人以上による斉唱「恩納節・辺野喜節・こてい節」で幕を開けた。続く斉唱「安波節・道輪口節・新安里屋ユンタ」では、児童生徒がかわいらしくも力強い歌声で舞台を盛り上げた。

 公演は12月15日に読谷村文化センター鳳ホール、1月19日に名護市民会館大ホールでも開催する。いずれも午後5時開演。入場料は2千円。問い合わせは仲宗根(電話)080(1796)1684。