首里城再建に寄付した企業・団体(11月22日)


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 10月31日に那覇市首里当蔵町の首里城で大規模な火災があり、正殿など、7棟計4836平方メートルが焼失した。首里城の再建に向けて寄付した企業や団体などを紹介する。

 

沖縄物産企業連合が首里城基金へ287万9028円

 県産品販売のアンテナショップ「沖縄宝島」を運営する沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)は21日、県外店舗で募った全国からの寄付金287万9028円を、首里城を管理運営する沖縄美ら島財団の首里城基金に贈呈した=写真。

 同社リテール事業部の宮國清貴エリアマネジャーは「沖縄の文化があるからこそ、全国で沖縄の特産品を売る私たちの事業が成り立つ。沖縄文化を象徴する首里城再建などに活用してほしい」と述べた。

菱熱が支援金100万円を琉球新報社に託す

 空調関連事業などの菱熱(福岡県、野口俊郎社長=写真中央)は21日、首里城再建のための支援金100万円を琉球新報社に託した。

 野口社長は「首里城再建に向けて、社員にも呼び掛けて支援金を募った。首里城は沖縄だけではなく、日本にとっても大事なものだ」と話した。

沖縄ガスが那覇市に500万円

 沖縄ガスの我那覇力蔵社長は21日、那覇市役所を訪れ500万円を首里城再建の支援金として久高將光副市長に託した=写真。我那覇社長は「県民と一緒に再建に向け取り組んでいきたい。県民のため有効に使ってほしい」と話した。

沖縄県人会兵庫県本部が200万円

 【大阪】沖縄県人会兵庫県本部(具志堅和男会長)は20日、大阪市内の県大阪事務所を訪ね、首里城再建に役立ててほしいと200万円を託した。同県人会が設立・運営に関わったうるま保育園(晄朝香園長)と立花うるま保育園(田場春江園長)も5万円ずつ寄付した=写真。

 阪神淡路大震災をきっかけに、県人会が積み立てていた災害援護基金の中から200万円を寄付した。両保育園は親睦会用に貯めていた積立金を充てた。

海邦病院とポート・ヒロックが200万円

 海邦病院グループ(富名腰徹理事長)の富名腰亮海邦病院副院長と平岩隆ポート・ヒロック総支配人は21日、那覇市泉崎の琉球新報本社を訪れ、首里城再建に向けた支援金200万円を託した=写真。海邦病院とポート・ヒロックがそれぞれ100万円寄付した。

 富名腰副院長は「首里城再建に向けて支援の輪が広がる中で、少しでも貢献できたら」と話した。

県医師会と7地区医師会が100万円

 首里城再建に役立ててもらおうと、県医師会と7地区医師会の8団体は21日、県に寄付金100万円を贈った。県医師会の安里哲好会長と那覇市医師会の山城千秋会長が同日、県庁に砂川靖県保健医療部長を訪ね目録を手渡した=写真。

 寄付したのは県医師会のほか那覇市、浦添市、北部地区、中部地区、南部地区、宮古地区、八重山地区の各医師会。安里会長は「新たな復元に協力したい」と語った。今後、県内医療界を挙げて寄付を募り、引き続き支援するという。

埼玉の合唱団が寄付

 埼玉県熊谷市の女声合唱団コール・ヴィリアが21日、首里城再建に向けた寄付金5万8千円を琉球新報社に託した。合唱団員25人らが寄付を集めた。同日、同合唱団の指揮者を務めるうるま市の声楽家山田健さん(66)=写真=が琉球新報本社を訪れて浄財を手渡した。

 山田さんは「合唱団は沖縄への思いが強い。自分自身も音楽活動で支援したい」と語った。

琉球新報社など県内マスコミ9社で取り組んでいる「首里城再建支援のための県民募金」