ロングステイ希望先12連続日本一の沖縄 長期滞在の魅力は?


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 【東京】マンションなどを宿泊施設として運用するオーナーでつくる県コンドミニアムリゾート協会(那覇市、金城昌雄会長)は23日、東京都内で開かれた長期滞在旅行者向けの「第14回ロングステイフェア2019」に出展し、沖縄での長期宿泊の魅力をアピールした。

利用者に沖縄の長期滞在の魅力をアピールする県コンドミニアムリゾート協会のブース=23日、東京都の大和ハウス工業東京ビル

 フェアには他府県の宿泊先やタイ、フィリピン、マレーシアなど海外の人気ロングステイ先の政府や観光協会の出展もあった。会場では首里城火災復旧・復興募金の箱も設置された。

 県コンドミニアムリゾート協会は2016年に設立、会員は現在32施設186室。旅館業法の営業許可を得て運営している。キッチンや洗濯機など生活設備を備え、外国人住宅を利用した施設や新築物件もある。会員の宿泊所の利用客は年々増えており、2018年は7万8千人で、19年も8万人超となる予定。

 フェアを主催するロングステイ財団(東京、田川博己会長)の調べで、日本国内のロングステイ希望先は12年連続で沖縄が1位で2位は北海道。海外はマレーシアが12年連続1位でタイが2位と続いている。

 協会の川口達也事務局長(かりゆしインターナショナル常務かりゆしコンドミニアムリゾート事業部長兼開発室室長)は「沖縄のコンドミニアムの利用者は年々増え、年間180日宿泊した人もいるほどだ。われわれの敵はマレーシアだ」とさらなるサービス拡充を視野に入れる。