10月の貿易統計 輸入超過39億円 沖縄税関速報


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 沖縄地区税関は20日、10月の管内貿易概況(速報)を発表した。輸出入の差引額は39億300万円の輸入超過で、輸入超幅は前年同月の206億1300万円から81%減少した。

 輸出総額は前年同月比4・9倍の90億5900万円で、4カ月ぶりに対前年同月比で増加に転じた。中国向けの石油やドイツ向けの航空機部品など再輸出品が同55・7倍と大幅に増加した。パルプと古紙は同67・3%減だった。

 輸入総額は同42・3%減の129億6200万円だった。アメリカやフランスからの輸送用機器が同97%減となった。天然ガスと製造ガスは同22・3%減となったが、これまで主に輸入していたオーストラリアではなくオマーンからの輸入だった。