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企業の事業承継支援などを手掛けるバトンズ(東京都、大山敬義代表)が、インターネットを活用してベンチャー企業と投資企業をつなぐ「バトンズベンチャーズ」のサービスを開始した。他社への投資や事業提携を考える企業とベンチャー企業が出合える環境を提供し、各社の業務拡大を後押しする。同社の担当者は「沖縄と東京の企業がつながることもでき、エリアを越えた連携ができる」と説明する。
同サービスに登録した企業は、事業内容や強みなどをホームページ内で公開・閲覧できる。投資側とベンチャー側それぞれの企業は自社の事業拡大が見込める相手を探し出し、協業や支援に向けた交渉を行う。マッチングに向けて、専門家の支援も受けられる。
サービスには20日時点で、投資などを希望する大手の百貨店や不動産事業所など34社、ベンチャー企業は審査段階の企業も含め327社が登録している。登録企業はバトンズが事前に審査をしており、信頼性が担保されているという。
これまで企業間の支援や協業は金融機関やイベントなどを介して進められることが多く、首都圏と地方でマッチング機会や情報量に差があった。バトンズはネットの活用で地域間格差の解消を狙う。
バトンズの篠原翔馬氏は「企業のマッチングを通じて、沖縄の企業の海外進出につなげることも可能だ。海外にも視野を広げてベンチャーを支援する」と話した。