元日本代表選手が伝授 フットサルスクール


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体の動きを熱心に指導する稲葉洸太郎選手(左)=豊見城市渡橋名のティーダイン沖縄フットサル場

 【豊見城】日本フットサルリーグ(Fリーグ)のY.S.C.C.横浜で活躍し、元日本代表の稲葉洸太郎選手(36)を招いたフットサルスクールがこのほど、豊見城市渡橋名のティーダイン沖縄フットサル場で開かれた。同会場を管理・運営するフットサルティーダイン沖縄(大原久志代表)が主催。小学生から一般まで合計3回のレッスンが開かれ、プロの技を体感した。

 小学1年から3年の部のレッスンでは、ドリブルを中心に指導を受けた。ドリブルをしながらボールを持たない鬼を交わす「鬼ごっこ」を体験した。「体の向きを考えて。目線はどこ?」などと声を掛け、子どもたちに相手を意識した動きを促す稲葉選手。「子どもたちの柔らかい脳を刺激して考える要素をつくることやいろいろな場面のプレーをイメージして選択肢を増やすことが大切」と話し、子どもたちの指導に当たっていた。

 参加した杉田大翔(はると)さん(8)は「相手の動きを見られるようになった。楽しい」と目を輝かせた。

 日本のフットサル界を盛り上げる活動をしたいという稲葉選手の思いと、沖縄でフットサルを盛り上げたいという大原代表の思いが合致し、稲葉選手の来沖が実現した。
 (中川廣江通信員)