女子島尻4連覇 赤嶺・福地粘って逆転


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
女子決勝 島尻郡―浦添市 50・60代ダブルス、強烈なドライブを放つ島尻郡の赤嶺広美(右)、ペアの福地孝枝=24日、うるま市石川体育館(喜屋武研伍撮影)

 第71回県民体育大会秋季大会は24日まで県内各地で行われ、卓球は女子島尻郡が4―0で浦添市に勝利し、4連覇を達成した。男子の沖縄市は4―2で宮古島市を破り、2年連続の頂点に立った。軟式野球は宜野湾市が2―0で島尻郡に勝ち、14年ぶり6度目の栄光を手にした。ソフトテニスは名護市が4年ぶりの優勝を果たした。

 女子島尻郡は各年代で穴のないオーダーを敷いて初戦から勝ち上がった。中でも力を見せたのは50・60代ダブルスの赤嶺広美・福地孝枝ペア。決勝の浦添市戦は粘り強いラリーから強豪ペアに3―2で逆転勝ちし、チームの勢いを加速させた。4連覇に新里七重監督は「連覇のプレッシャーもあったが、それをはね返せるメンバーだった」と納得の表情だった。

 浦添市の新垣宏美・上原芳子ペアは、その実力から一般の大会でもよく知られている。ともにカットマンを擁する同タイプなだけに「簡単にいかない相手」(赤嶺)だった。

 序盤は緊張からミスショットが続き、ゲームを奪われてしまう。「足を止めず、落ち着いてラリーしよう」と気持ちを切り替え、粘り強くラリーを続けた。相手もしびれを切らし、ぐっと流れを手繰り寄せ、フルゲームの接戦の末に勝利した。

 女子島尻郡はこれまで最高5連覇を達成している。2人は「しっかりと勝ち、5連覇に貢献したい」と声をそろえた。
 (喜屋武研伍)