「ファンの支えがあったから」 J2残留を決めたFC琉球がシーズン終了報告


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記念撮影をするFC琉球の選手ら=26日、沖縄市役所

 【沖縄】サッカーJ2リーグで残留を決めたFC琉球は26日、ホームタウンである沖縄市役所を訪れ、シーズン終了を報告した。詰め掛けたファンらはチームの健闘に拍手を送った。ホームのタピック県総ひやごんスタジアムには今季、10万人以上の観客が訪れた。

 今季からJ2に昇格したFC琉球は、開幕4連勝のほか、ホーム戦30試合連続で無敗記録を築いた。結果は13勝10分19敗で14位だった。

 キャプテンの上里一将選手は「J2のシーズンを共に戦い、サポートしてくれたファンに感謝している。皆さんの支えがあったからこそ、残留を決められた」と感謝の言葉を述べた。

 今季、途中加入した小野伸二選手は「今季はたくさんの応援を頂き、感謝している。来季はもっといい成績を収められるよう、みんなで力を合わせて頑張る。たくさんの人がスタジアムに足を運んでくれることを願っている」と話した。

 チームを代表して、三上昴社長は「今後も皆さまのサポートを頂きながら日本一のチームを目指す」とあいさつ。樋口靖洋監督は「皆さまの声援が選手の背中を押した。7~8月のなかなか勝てない時期にもぶれることなく攻撃的なサッカーを貫くことができたのもファンのおかげだ」と話した。

 桑江朝千夫沖縄市長は「サッカーを通して沖縄を熱く盛り上げ、来年も多くの夢と感動を与えてほしい」と激励した。

 ファン歴約10年の金城司さん(40)=那覇市=は「最後に選手全員がそろっているところを見られてよかった。選手の移籍などもあった中で、残留できたことはJ2の初年度としては上出来だ」と健闘をたたえた。

 30日午後2時から沖縄市のコザしんきんドームで「ファン交流会2019」も開かれる。入場無料。【琉球新報電子版】