過去最高 28万7900人が来場、売上高は2億1815万円 沖縄の産業まつり


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沖縄の産業まつりの実施結果などが報告された第2回実行委員会=27日、那覇市安里のホテルロイヤルオリオン

 10月25~27日に開かれた第43回沖縄の産業まつりの第2回実行委員会(会長・古波津昇県工業連合会会長)が27日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開かれ、運営費の仮決算などが報告された。

 3日間の来場者数は28万7900人、出展490企業・団体の売上高が総額2億1815万円となり、いずれも過去最高だった。実行委は沖縄都市モノレールの浦添延長などの効果があったと分析した。

 一方で、人件費や資材の高騰で実行委の運営収支は赤字幅が拡大したため、次年度は出展料を値上げする方針が示された。

 各展示や開催イベントごとの実施内容や参加者からの感想と課題の報告もあった。感想では「十分な宣伝や販売ができた」と評価の声が多かった一方で、「夕方以降は来場者数が少なく、終了時間を早めてほしい」などの意見もあった。

 古波津会長は「実績を踏まえ、来年の産業まつりをさらに充実化させられるよう取り組む」と述べた。