ゲイ当事者らがエイサー「新虹」 台湾プライドで10年目の演舞


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台湾LGBTプライドで、演舞を披露したエイサー団体「新虹(あらぬーじ)」のメンバーら=10月26日、台北市

 ゲイやゲイフレンドリーのメンバーが集まる東京・新宿発のエイサー団体「新虹(あらぬーじ)」は10月26日、台北市で開かれた「台湾LGBTプライド」のパレード沿道で演舞を披露した。「仲順流り(ちゅんじゅんながり)」や「久高万寿主(くだかまんじゅうしゅ)」など沖縄の伝統的な6曲を踊り、参加者と交流を深めた。パレードへ参加するのは10年目。

 性の多様性を認め合う新宿のイベント「レインボー祭り」に出演して盛り上げようと、結成した新虹。現在では関東と関西、沖縄の3支部で約70人の会員がいる。台湾のパレードには2010年から参加し、今年は沖縄の3人を含む12人が参加した。

 立ち上げ人で関西支部長の横山眞吾さん(50)=滋賀県=は「参加者が握手をしてくれたり、写真を撮ったりして、台湾で交流ができて楽しかった」と充実した表情で話した。