初の台湾チャーター便 宮古下地島空港 定期便化へ一歩


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ターミナルに到着した台湾からの乗客ら=25日、宮古島市伊良部のみやこ下地島空港ターミナル

 【宮古島】宮古島市伊良部のみやこ下地島空港ターミナルに25日、初の台湾チャーター便が就航した。台湾・花連空港からマンダリン航空機(台湾チャイナエアライングループ)が乗客61人を乗せて到着し、宮古島観光協会や宮古島市、観光関連事業所の盛大な歓迎を受けた。宮古島市からは下地敏彦市長や商工会議所の下地義治会頭ら85人が台湾に出発。28日まで姉妹都市・基隆市の訪問やクルーズターミナルの視察をした。

 チャーター便は午前8時に台湾の花蓮空港を出発し、同10時20分に到着。乗客たちが到着ゲートから姿を現すと、待ち受けていた関係者らが横断幕を掲げ盛大に歓迎した。笑顔で記念撮影する観光客の姿などが見られた。

 チャイナエアライン那覇支店の魏麟孫支店長は「乗客たちは宮古島のきれいな海やゴルフコースに魅了されると思う。チャーター便は定期便に向けたファーストステップであり、良いスタートを切れた」と説明。定期便就航に向けて「双方のお客様の需要が必要。宮古島からのお客様が増えることを期待する」と述べた。

 下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎代表は「台湾から初の直行便をうれしく思う。今回はチャーターだが、定期便の就航につなげていくのが使命。着実に進めていきたい」と話した。