玉城デニー知事は11月29日、知事を本部長とし、副知事と全部局長でつくる「沖縄県SDGs推進本部」を設置し、全庁的に持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む体制を整えた。今後、全県的な推進のため、SDGsの普及に取り組む企業や団体を公募し「おきなわSDGsパートナー」として登録する。応募受け付けを同日から始めた。玉城知事は同日の会見で「県民一人一人が『自分ごと』としてみんなで取り組んでいけるような全県的な展開を目指したい」と協力を呼び掛けた。
玉城知事は今年4月、本年度からSDGs沖縄の推進に取り組む方針を示し、県庁内に設置したワーキングチームで沖縄21世紀ビジョンの将来像に基づく施策にSDGsの目標を当てはめる作業をしてきた。
29日に開かれた第1回推進本部で2022年3月までは沖縄21世紀ビジョン基本計画に基づいてSDGsを推進する方針を決めた。沖縄21世紀ビジョンの将来像の実現に向け、SDGsを推進することで新たな時代に対応した持続可能な沖縄の発展を目指すとした。
「おきなわSDGsパートナー」の応募対象は、県内に事務所がある企業や団体で経済、社会、環境分野での取り組みや発信をしていることなどが条件。県から登録証を交付し、各団体の取り組みを県のホームページで公表、県のポスターやパンフレットなどを広報ツールとして提供する。応募受け付けは来年1月15日まで